【 住宅ローンの金利について 】

2022年08月24日

【 住宅ローンの金利について 】

 

住宅ローンを組み、返済が始まると金利の支払いも同時に始まります。そこで、金利については十分に理解し、ご自分に合った金利とその支払い方法を検討しましょう。 

 

1⃣金利の種類

 

①「変動金利型」 

 

返済の途中で市場の政策に応じて金利が変わる可能性がある金利タイプです。

半年ごとに金利見直しがあります。(毎年4月1日・10月1日) 返済額については5年ごとの見直しとなります。(5年ルールによる)

固定金利へはいつでも変更可能ですが、一般的に固定金利型よりも適用金利が低いです。

 

メリット : 金利水準が下がるとそれに合わせて返済額も減少

デメリット: 将来の返額が確定しない・金利水準が上がるとそれにあわせて返済額も増加

 

変動金利の多くには、返済負担が急上昇しないように「5年ルール」「125%ルール」が設けられています。

 

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≪ 5年ルールとは ≫

変動金利に5年ルールが設けられている場合、金利が見直されても、借入または前回の見直しから5年が経過していなければ、毎月の返済額は見直されません。

もし、見直されるタイミングでない場合、住宅ローンの毎月の返済額に占める借入元本と利息の内訳のみが変わります。

支払金額は変わりませんが、元本の返済額が減っていることに注意が必要です。

 

≪ 125%ルールとは ≫

見直し後の返済額が、前回の1.25倍以上に増えないというルールです。

 

しかし、全ての金融機関が、変動金利に5年ルールと125%ルールを設けているわけではありません。

住宅ローンの借り入れを検討している場合はこれたのルールの有無を確認しましょう。

 

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②「固定金利特約型」 

 

定めた期間のみ金利を固定しているタイプです。

固定期間終了時点で変動金利へ変更可能(ただし、この場合5年ルール、125%ルールは適用されないのが一般的です)

一定期間安定した返済プランを立てながら将来の金利動向を見極めたい方におすすめです。

 

デメリット: 固定金利特約期間終了後の返済額が確定できない

 

 

③「超長期固定金利型」

 

借入期間を通じ金利が変わらないタイプです。

当初の借入時に最終日迄の返済額が確定するため、最後まで安定した返済プランを立てたい方におすすめです。

 

デメリット: 変動金利に比べて一般的に金利が高い

 

 

 

 

2⃣返済方法の種類

 

①「元利均等返済」

 

毎月の支払返済額(元金と利息を合わせた額)が一定であるため、安定した返済計画が立てられます。

 

 

②「元金均等返済」

 

毎月の支払返済額のうち元金が一定であり、元金部分の残高に対応した利息額となります。返済当初の返済額が多く、将来は返済額は少なくなります。

総支払額でみたら元利均等返済の総支払額よりも少なくなります。

 

注意点:変動金利の125%ルール、5年ルールは適用されません。金利上昇時に急激に返済負担が大きくなるリスクがありますので注意が必要です。

 

 

 

「どちらのほうがお得か」での比較だけでなく、「どちらのほうがご自分の生活や計画に合っているか」での検討もおすすめします。